IDCインプラント研究所
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インプラントの必要本数

インプラントの必要本数は、極めて難しい問題です。一人一人骨の状態や残っている歯の状態が違うからです。しっかりした骨の方は、少ないインプラントの数で使うことができます。(下の総入れ歯の方はしっかりした骨があります)また、残っている歯が強ければインプラントの数は少なくても問題ありません。しかし骨が薄かったり、残っている歯が弱かったりすれば、通常よりも多くインプラントを必要とします。また残っている歯のある場所にも気を使います。
例えば部分入れ歯を使っている方で、入れ歯を使ったり使わなかったりする事があれば、他に負担が大きくかかります。

インプラントは基本的に複数になると連結して使います。1本の時よりも、2本連結した時の方が2倍以上の力を発揮するからです。そして3本連結すると、より大きな効果をうみます。(1本や2本の場合には回転力が発生しやすいのです。)
1995年のRangertの論文によれば、奥歯に1〜2本のインプラント治療をした歯ぎしりをする患者さんにトラブルがあったと、報告しています。

歯は上下で親知らずを除いて、それぞれ14本ずつあります。インプラントは1本の歯に対して、1本必要というわけではありません。
下の歯が全部ない人(総入れ歯)が、必要なインプラントの数は3〜5本です。同じように上の歯が全部ない人(総入れ歯)が、必要なインプラントの数は4〜8本です。(上と下では骨の密度が違います。下の骨はしっかりしていることが多いです)逆に2本の奥歯を作る時に、必要なインプラントの数は2〜3本です。
1995年にブローネマルク教授は、条件がそろった場合、総入れ歯の方に6本のインプラント埋入をするより、4本のインプラント埋入をする方が、予知性が良いと発表しています。


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